MEN 同じ顔の男たち
昨日言っていたように今日から観た映画についての感想を書いていこうと思う。
1作目はタイトルにあるように「MEN 同じ顔の男たち」にしようと思う。
これは昨日友人と一緒に観て1番記憶に新しい映画だ。
ざっくりとしたあらすじは以下の通りである。
夫の死を目の前で目撃してしまった
ハーパー(ジェシー・バックリー)は
心の傷を癒すため、
イギリスの田舎街を訪れる。
そこで待っていたのは
豪華なカントリーハウスの
管理人ジェフリー(ロリー・キニア)。
ハーパーが街へ出かけると
少年、牧師、そして警察官など
出会う男たちが
管理人のジェフリーと
全く同じ顔であることに気づく。
街に住む同じ顔の男たち、
廃トンネルからついてくる謎の影、
木から大量に落ちるりんご、
そしてフラッシュバックする夫の死。
不穏な出来事が連鎖し、
“得体の知れない恐怖”が
徐々に正体を現し始めるー。
観終わって一言目の感想は
「意味がわからん」
これだった。
正直この一言に全て込めていると言っても過言ではない。
まずあらすじには「出会う男達が管理人のジェフリーと同じ顔である」と書いてあるが私が観た限りでは皆別の顔だった。
(これは普段見慣れていない外国の顔だから単に気付けなかっただけかもしれないが)
次に、出会う男達が主人公のハーパーに次々に襲いかかるのだがその意図が全くわからない。
何の為にハーパーを襲っているのか、どういう理由で襲っているのか等、通常であれば説明される部分のシーンが何も無いので視聴者は終始なぜパーパーが襲われているのかわからないまま観続ける事になる。
そして極めつけは最後の怒涛の出産(?)シーンだ。
これだけでは何の事かわからないが、上記で述べた男達が肛門や背中、そして口から次々に同じ男たちを産んでいるのだ。
いや、文で説明しても意味がわからない。
簡単に言うとおっさんがおっさんを体の至る所から出産しているのだ。
こんなに気持ち悪いことはない。
口から産まれてきた時はさながら大蛇丸を彷彿とさせるようだった。
もうここまで来ると笑うしかないというような感じである。
途中まではキリスト教のような宗教的な何かが絡んでいるのではないかと考えていたので視聴後解説サイトを見たが特段そのような記述は無かった。
となるといよいよ本当に何を伝えたかったのか、そもそも伝えたいことが本当にあったのか?と言いたくなる程には私の頭では理解ができなかった。
とあるレビューサイトで誰かが「ここまで来るとわざと観る人を戸惑わせに来ている」と書いていたがその通りだと私も思う。
監督であるエドガー・ライト監督はそういう癖なのだと思うことにした。
そうでないと2時間かけて最後まで観たことが馬鹿らしくなるからだ。
ここまでこの映画の批判しかしてないが好きなセリフもあった。
ハーパーとハーパーの旦那であるジェームズが離婚するしないについて話していた時にジェームズが言った
「君は僕と離婚したいんじゃない、この1年間の僕の態度と離婚したいんだ」
というセリフだ。
どうしようもない屁理屈だが別れたくない側の最後の抵抗としては面白いのでもし恋人やパートナーに別れを切り出されたら1度は使ってみたい。
最後に、この作品は決してオススメはしないが世の中にはこういう映画もあるんだという1つの経験としては観ても良いのではと思う。
あくまで個人的な意見なので悪しからず。